Linux PDA
LinuxのPDAと言えば、SHARPのザウルスが有名ですが、
現在は生産も終了しておりますし、そもそもシステム自体が古いままでした。
通信機能はCFカードに頼らなければならないことが、実用にはマイナスでした。
現在はWindowsモバイルPDAが全盛ですが、
どうも好奇心がくすぐられないため、購入を控えていました。
(とはいえ、WindowsCEのころに4台購入して、検証しました)
携帯電話で有名なNokiaから、N810というPDAが発売されていました。
これが、Linux搭載。
日本では未発売(しかもNokia自体が高級ブランド以外は撤退済み)なので、
店頭では手に入りません。
早速オークションで落札し、1週間ほど運用テストしました。
「ちゃんと使える!」
第一印象はかなり高評価でした。
とはいえ、Windowsモバイルよりも設定等は大変で、コマンドシェルを使う場面も多く、
手軽に使えるとは思えません。
しかし、小さいLinuxを持てる楽しさは十分に満喫できます。
N810の特徴
1.OSがLinuxなので、手軽にアプリケーションを開発できる(好きな人は)
2.多くのインターフェースを持っている。(Wireless-LAN,WebCam,Bluetooth,GPSレシーバ,Mini-SDカードR/W)
3.800×480というワイドな画面で、タッチパネル液晶
4.red pillを飲めば数多くのアプリケーションをインストールできる
5.スライドキーボードもついて、重さ二百数十グラム
4番のredpillは、映画Matrixでの一場面のパロディです。
(ご存知のとおり、同映画ではノキアの携帯電話が使用されている)
機能拡張画面でMatrixと入力すると、「redpillかbluepillのどっちを飲む?」と聞かれるので、
redpillを選択すると、制限された世界から抜け出て、数多くのアプリケーションをインストールできるようになります。
こいつにSSHやrdesktopをインストールしたところ、簡単にLinuxやwindowsサーバなどにネットワークログインできました。
緊急対応時には重宝しそうです。
ただし、本機はPDAであって携帯電話ではありません。
よって、社内や自宅では無線LANを使い、外ではemobileのbluetooth搭載携帯電話で接続しています。
これによって、PCを持ち歩く必要がなくなり、機動性が上がりました。
とうぜんSkypeやメッセンジャーも使えますので、コミュニケーションもまったく問題ありません。
べつにWindowsモバイル機でも実現できるのですが、Linuxというのがたまりません。
ちなみに、説明書では外部SDカードのファイルフォーマットはFAT16,32のみと記載されていますが、Ext2,Ext3でも問題なくアクセスできました。
これで、普段デスクトップLinuxのhomeディレクトリ用microSDカードを直接読むことができます。
こんなに便利なのに、35,000円くらいで購入できます。
UMPCよりもモバイルの割り切り度が高くて好きです。
もうしばらく検証します。