Luaのdestructor(デストラクタ)とGC
2009 年 6 月 2 日
LuaにはGCが付いていますので、使われなくなったメモリは回収されます。
強制的に呼び出すのは簡単で、回収したいところで
collectgarbage(“collect”)
とするだけです。
C++ではクラスインスタンスの解放時にデストラクタが呼ばれます。
自前のリソースの解放には便利です。
さっそく、Luaの自作クラスでやってみます。
何やらメタテーブルに__gcメソッドを書けばよろしいようで、簡単簡単。
function destruct()
print("destructor called")
end
t = {}
setmetatable(t, {__gc = destruct})
t = nil
collectgarbage("collect")
print("end")
実行してみたものの、endしか表示されず、destruct関数が呼ばれない・・・
仕様を見てみると、ユーザデータ(テーブルではない)のメタテーブルに対して
__gcメソッドを定義しないといけない模様・・・
ユーザデータを作ってくれるnewproxy関数を発見!
この関数は非公開メソッドのようです。
この関数の引数がtrueなら、新しいメタテーブルを内包するユーザデータを作ります。
引数が既に作成してあるユーザデータなら、そのユーザデータに含まれるメタテーブルをコピーします。
先ほどのプログラムを次のように変更します。
function destruct()
print("destructor called")
end
t = {_udata = newproxy(true) }
setmetatable(t._udata, {__gc = destruct})
t = nil
collectgarbage("collect")
print("end")
うまくいくだろうと思いきや、Luaが怒りました。
bad argument #1 to ‘setmetatable’ (table expected, got userdata)
つまり、setmetatable関数にはテーブルしか指定できないようです。
また調べると、getmetatable関数はユーザデータでも構わないとののこと。
もう一度プログラムを書き換えてみました。
function destruct()
print("destructor called")
end
t = {_udata = newproxy(true) }
getmetatable(t._udata).__gc = destruct
t = nil
collectgarbage("collect")
print("end")
実行してみると・・・無事デストラクタが呼び出されました。
destructor called end